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コタローは一人暮らし ネタバレ感想 津村マミ

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津村マミ先生の漫画「コタローは一人暮らし」は、アパートにある日4歳の少年が一人暮らしを始めるという物語。

両親は? なぜひとりで暮らしているの? という謎を抱えつつも、「お隣さんたち」と一生懸命にコミュニケーションをとろうとするコタローくんに癒やされる、ほっこりストーリーです。

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「コタローは一人暮らし」ネタバレ

アパートに引っ越してきた4歳児

 

「アパートの清水」にひとり、やってきたさとうコタロー。ホームセンターに向かい、ご近所への挨拶のために箱ティッシュを求める。

コタローのしゃべり方はちょっと、いや、だいぶ変わっている。

「なにごとも、はじめがカンジンというであろう」

「かたじけない」

「わらわはひとりでこの隣を借りておるのだ」

おもちゃの脇差しを腰につけ、時代劇がかった口調で、けれど礼儀正しく人と接するコタロー。

 

お隣さん「202」の狩野

 

202号室に暮らす、31歳の漫画家・狩野進。独身の男暮らしとあって、だらしない生活。

女の子のデートをすっぽかし、名前を呼び間違えてビンタくらって振られたあと、コタローが箱ティッシュをもって引っ越しの挨拶にきた。

「つまらぬものだが、受け取るがよい」

「親は会社か?」

どう見ても幼稚園児なコタローに、両親はいないのかといぶかしむ狩野。だが、コタローはそれには答えない。

 

「親の影」がないコタロー

 

お隣さん、とあってコタローは何かわからないことがあると、狩野を訪ねてくる。

風呂なしアパートで「お風呂が見当たらぬ」と聞きに来たコタローに、狩野は銭湯の存在を教える。

 

幼い子がひとり、夜道を歩くのは危険、と狩野はめんどくさいと思いつつ、コタローのことが気になって自分も銭湯へ行く。

シャンプーハットが使いこなせず、狩野に頭を洗ってもらうコタローは「頭を洗ってもらうのはすごくひさびさぞ」とポロリと漏らす。

 

「だいぶ前にコタローの頭を洗ったのは誰なのか」狩野は内心で考える。

「親は、いねーのか」
「いたが、おらぬ」

深く突っ込めない雰囲気。どうして親は今、いないのか、一緒に暮らさないのか。親はいるだろうに、コタローには親の影がない。

 

「コタローは一人暮らし」の感想

 

こんな幼い子がなぜアパートで一人暮らしを!?というありえない設定ながらも、4歳なのになんでも自分ひとりでできてしまうしっかりしたコタローに見入ってしまいます。

何かワケアリなものを感じつつも、コタローはご近所さんたちと丁寧につきあい、自分の世界を少しずつ広げていきます。

狩野とコタローの目つきがよく似ているため、街で「親子」と間違われ、親子疑惑も出ましたがコタローが「わらわの父とおぬしはまったく似ておらぬ」と発言していることから、それはなし。

 

そして、コタローはちゃんと「お父さんが誰か」認識しているのがわかります。コタローの風船エピが切ないですね。

「おかあさん、おとうさん、おとうと、いもうと」の顔を描いて、公園でひとり風船をもって遊ぶ姿は、コタローがどれだけ家族を恋しがっているのだろうかと伝わってきました。

 

コタローの背景に関する疑問はおいといても、コタローと住人たちとのやりとりが、ときには切なくて、ときにはほっこりしてコタローが愛しくて癒やされてしまいました。

ヤーさんっぽい住人まで「コタローきゅん♡」と虜にしてしまう、コタローの魅力。優しい気持ちになりたいときに読みたいお話です。

バリュコマ

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